40代は身体が変化する時期

歳をとってくれば、人はみな身体に衰えを感じるようになってきます。とりわけ40代は、若さの力強さをとうに忘れ、迫りくる老いに向かって準備をしなければいけない年代です。多くの身体の変化を感じる年代でもあり、女性で言えば更年期障害などのホルモンバランスの乱れからくるさまざまな身体の変調を感じるようになります。それだけに、健康に気を使わなければいけなくなるのです。

40代は年代区分で言えば初老に差し掛かります。しかし多かれ少なかれ、まだ自分は若いと考えている人が多いのもこの年代の特徴です。その結果、無理な活動をしてしまって身体を壊してしまうこともあり、身体を壊して初めて自分の年齢を思い知るという人も決して珍しくありません。そのため身体を壊してしまう前に、健康に気を遣うよう日々の努力をしていく必要があるのです。

若いうちは少しぐらい暴飲暴食をしたり、短時間睡眠や徹夜をしたとしても、身体はびくともしなかったかもしれません。しかし40にもなってくると、ちょっとした生活の変化や無理が、身体に直結するようになります。そして時にはそれが大病に繋がってしまうこともあるからこそ、人一倍自分のことをいたわって、気を使っていかなければならないのです。40代になったからこそ、もっと時間というものを大切にし、健康と時間を同じ価値として考えて行くという心構えが大切です。人間は身体が資本と言われます。身体をいつまでも若く保つためには、いかに時間を有効に使うかがカギとなるのです。